本「のぼうの城」感想(どこまで史実?痛快時代小説)

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    この本、わざわざ自分が「素晴らしい」と言う必要もないほど評判が良い。自分も一気読み。来月(2012年12月)には映画公開ということでやっと自分も読んだ。
    この物語は史実(実際にあった事)を元にしたフィクション(作り話)で、じゃあどこまでが史実なのかは歴史を知らないとつらいところ。豊臣秀吉や石田三成は知っている人が多くても。現在の埼玉県行田市にあった忍城での戦いまで良く知る人は少ないはず。だからすごく簡単に整理すると、この忍城に対して石田三成が水攻めをしたのは史実、あとはあえて書かないけど結末も史実。途中の経過や人物像などがフィクション。
    判官贔屓(ほうがんびいき)とは弱者をつい応援したくなる気持ちのこと。で、この映画はまさにそれ。少ない味方で大群を相手に戦う戦国武士は応援したくなるもので、それで相手を圧倒したら・・・と思うとさすがに痛快。この本を読んで楽しんで、映画も楽しみにしてる。2度も楽しめるこの作品、好きな人はぜひ本も読んで欲しいもの。



    ↑映画「のぼうの城」予告編

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    本『逮捕されるまで』感想(究極のサバイバルを映画化)

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      近所の本屋を2箇所見たが売っていなかった。店員に聞くと『注文しても入ってこない』そうで、ネット通販で買った。本の大まかな話しはリンゼイさんの事件後、逃走したところから捕まるまでの本人の執筆。購入した理由は、この究極のサバイバルに興味があったから。罪の意識を持ちながら、警察に追われ、お金も5万円くらい、持ち物もなく、頼れる人もいない。そんな状態でよく2年7ヶ月も逃げられたものだと興味があった。

      読み出してすぐに文章の単調さにがっかりする。・・・した・・・だった。と次々に書かれるが、その時何を考え、どんな目的でそうしたのかの表現がいまひとつピンとこない。しかしよく考えてみると、これが『物書き』ではない彼のそのまんまの表現力なのだろう。当然、人気小説家の小説のようにきれいに書かれていない文章。その文章に彼の人格が出ているようで妙にリアリティを感じた。

      この本の帯に『映画化決定!』とあったけど、どういう映画になるんだろ。みんな結末は知ってるわけで、捕まるまでに感動するとかそういう山場はないから作るのも難しい映画になると思う。自分だったら、スリリングな逃亡生活の中で、元々あった罪悪感が周りの人の優しさに触れるとさらに罪悪感が増して行き、最後は捕まって本人もほっとする。そんな作りにするかな。なんて考えている今日この頃。

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      本「Flash レッスンブック CS5」感想

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        上の本を買った感想をつらつらと。最近の本屋には椅子があったりする。そんな比較的大きい本屋でFlashの入門本を探すと10冊以上はあった。じっくり時間をかけて選んだのがこの本。こういった本を選ぶのは本当に難しいもので、やさしすぎてもダメ、難し過ぎてもダメなのは基本。リファレンス本も初心者には難しいし、ある程度まで分かっきてビンポイントで何か知りたい時は本よりネットの方が便利だったりする。あとありがちなのがサンプル集だけど、これもネットにだいぶ落ちてる。なので良いと思うのは、この「frash professional」というソフトを触ったことの無い人が一通りの機能を使いながら一つのものを作り上げていくっていう本が良いと思った。本屋に1時間以上は居ただろうか。こんなに本を厳選したのは自分でもめずらしい。



        勘の良い人ならもう分かるだろうけど、このページのタイトルもこの本を見ながら作ったもの。この本と体験版のソフトで1日以上遊べて、なおかつ成果物がある。比較的前向きで真面目な遊びだと思う。そんな今日この頃。

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        ↑最初から最後までじっくり見て買っただけに当然お勧め。
        まったくの初心者がflash professionalがインストールされていないところから使える(付属DVDでインストール可能)。その他にサンプルデータもあるし、解説もやさしい。


        本「廃墟に乞う」佐々木譲 (読んでおきたい一冊)

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          ↑夕張市の一風景こちらのサイトから写真拝借しました。

          佐々木譲はもちろん人気作家。すでに作品は50本以上。この作品で直木賞受賞と言っても「いまさら」と思う人も多いはず。自分の感想は「ページをめくる手が止まらなくなる、濃い短編集」と思った。この本は360ページほどの中に同じシリーズの短編が6本。このうちの1本が本のタイトルにもある「廃墟に乞う」になる。

          廃墟とは北海道の夕張のこと。自分もそこには行った事があるが、表通りから1本入れば町そのものが廃墟というような所。それもそのはずで50年前には10万人以上居た町の人口も今は1万人程度。財政破綻もニュースになっているので、行ったこと無い人でも想像はできるはず。その夕張が舞台の1つになっている。

          作者の佐々木譲は1950年北海道夕張市生まれ。人気作家がついに直木賞受賞した短編集、しかも生まれた夕張を廃墟と書く力強さ。読み始めたら止まらなくなるこの本は、ぜひ読んでおきたい。

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          雑誌「野宿野郎」の感想

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            自分は一人旅や野宿についてはそこそこ経験がある。回数は多くも少なくもない。しかし世の中には「一人で旅に出るなんてとんでもない」と言う人や「野宿ってなんでするの」とそういう行為を最初から否定する人も少なからずいる。
            自分は「世の中には2種類の人が居る。一人旅に出られる人とそうでない人がいる」なんて思うこともある。しかし一人旅や野宿を否定する人を非難するつもりはない。ただ趣味として意外と楽しいものだから興味がある人はこの本に書かれてるようにさらに楽しくやれたらいいと思う。

            この雑誌。これはミニコミ誌というやつで、普通の書店や楽天やアマゾンでは売ってない。欲しい人はこちらで購入できる。内容はというと「くだらないけど面白い」の一言。ただこの「くだらない」というのはこの雑誌に対しては褒め言葉だと思う。なぜかと言うと自分も含めて野宿する時は立派な事をしているつもりなど微塵もなくて、一般社会にとってどれだけ無意味か、どれだけくだらないかを自分で楽しむようなところがあるから。つまり、「あーくだらなかった」というのを自分の経験値や笑い話にできるということ。その「くだらなさ」を楽しめる雑誌だと思う。読んでてそう思った。

            そういうわけでこの雑誌は全ての人にお勧めはできない。野宿に興味がある人や無意味に旅したい人には楽めるはず。そうでない人にはまったく面白くないはず。値段も6冊で¥2700と良い値段するので、「かーくだらない」と笑顔で¥2700を捨てるつもりでないと買えないと思う。

            将来的に野宿は一つのレジャーになると思う。それ以外にも災害時には心の余裕になるかもしれない。今年の3月11日、自分は東京に居て歩いて帰れるほど自宅は近くないのと、道路には帰宅難民多数。そんな状況ですっかり夜になっても心のどこかに余裕があった。というのは商店の脇に捨ててある程よい大きさのダンボールを拾ったから。これで最悪でも野宿できる。そう思ってた。だから「今夜は氷点下かもしれないのに、みんなこんなお宝が落ちてのになんで拾わないんだろう」などと考えていた。しかし事態は良い方向に動き、結果的に避難所に泊まれ、翌日には帰れたから野宿はしないですんだが、もしさらに二次災害か何かで何日も帰れなかったらダンボールは役にたったはず。そんな風に野宿経験があるとイザと言うときに、気持ちだけでもほんの少し楽になれるかもしれない。そんな風に思った今日この頃。


            本「蟹工船」(小林多喜二)の感想

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              数年前に流行った際に自分も読んだ。その後の数年、職場などで雑談中にこの本の話題も出てくるけど、意外と「知ってるけど読んでない」という人が多いのにはびっくり。そういう人の話しを聞くと「暗い話しでしょ」とか「本を読む習慣がない」とか「昔の話しでしょ」などなど。たしかに昔の文章で読みにくいところもあるけど、1日かからずに読みきってしまう本なので、興味が少しでもあったらぜひ読んでみてほしい。

              この本は実際にあった事件や事実を元に書かれていて、これを読むと戦前の貧しい時代、労働者がいかに搾取されてきたかが良くわかる。さらにこの内容は現代にも通じる所が多くて、80年前と今とでどう変わりどう変わっていないのかずいぶん考えさせられる。

              この本は2009年に映画化されたようだが、この映画はすこぶる評判が悪い。なので自分は見ていない。こういう文学作品はやっぱり読むのが一番だと思う。あとマンガ化もされているが、これも今ひとつ。マンガだとずいぶん割愛というか内容が薄くなってしまう。

              よくよく考えてみると、豊かな生活とは貴族の白い手袋であり、そこには自分は家事や労働はしないとアピールすることが優越感であり成功者である悲しい現実。白い手袋は多くの労働者からの搾取により成り立つもので、搾取を善とする社会はいずれ1%と99%を作る。富の象徴は格差の象徴、成熟した近代国家こそ原始的な格差社会。いずれ成功者がありあまる富を使い、多くの労働者を雇い自分のピラミッドを作るのでないか。そんなことをぼんやり考えた今日この頃。

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              また、この作品は作者没後50年経過により著作権が失効しているので、下記サイトからダウンロードして読むこともできる。
              図書カード:蟹工船

              本「砂の器」(松本清張)の感想

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                今年(2011)ドラマでやった「砂の器」を観た。すごく面白かったけど、原作とまるで違う部分があってすごく残念だった。本はずっと前に読んでいて、内容ほとんど覚えていなかったが、少しだけ覚えている「核」の部分がドラマではまったく違う表現になっていたのにはびっくり。簡単に書くとハンセン病(らい病)患者の部分がまったく出てこなくて、殺人の疑いを持たれた人という表現。物語の筋に関係ない部分ならそれもいいけど、この部分は結構大事な部分だったと思うだけに残念。

                ハンセン病に限らず、エタやサンカや部落など多くの差別問題が過去にあったわけで、近年はどうもこういう問題が本・ドラマ・映画などから削除される傾向があるように思う。たしかに無秩序にこういう表現を多発すると差別を助長する恐れもあるから危険なのだが、だからといってこのドラマのようにまるで書き換えるというのはやりすぎだと思う。批判を恐れて表現を変えてしまっては、表現自体が無意味になってしまう気がしてならない。例えば時代劇で座頭市というのがあるが、もしこれを目が見えない主役は差別的だとして目が見えるという設定に変えてしまったら意味のないものになってしまうだろう。そんな訳で、今回の「砂の器」は残念だったけど、この小説が次に映画かドラマになる時は原作のままに作って欲しいと思う。そんな今日この頃。

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                日本を代表する小説家、松本清張の代表作の1つ、砂の器。時間があればぜひ読んでおきたい。

                本「船乗りクプクプの冒険」(北杜夫)の感想

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                  この本を読んだのは少年の頃。自分はこの本をきっかけに本を読むという事が出来るようになったと思う。細かい内容はほとんど忘れているけど、いまだに楽しく読んだという記憶が残っているのにはびっくり。まさに読書は一生もの。
                  この本はとにかく「ひっちゃかめっちゃかで楽しい」記憶がある。あー本の世界はこんな自由なんだと感じた。おそらく今読んでも古さを感じないはず。子供に読ませたい一冊。

                  ------------すじがき-----------
                  宿題がイヤになって、買ってきた「船乗りクプクプ」という本を読み始めた少年タロウ。だけどその本は本文が2ページしかなく、後は真っ白!なんだこれは??と思っているとタロウは本の世界に吸い込まれて自分が本の主人公クプクプになっていることに気付く・・・。
                  -------------------------------

                  北杜夫さんのご冥福をお祈りします。


                  本「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」(梯久美子)の感想

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                    数年前、勤め先の関係会社がデイサービスをしていたのでそこにちょくちょく手伝いに行かされた。手伝いと言っても、自分らはまったくの異業種な人間なので何をしたら良いのかわからない。ただ、食事や入浴など主な仕事はパートのおばさんが手際よくやってしまうので、もっぱら自分ら手伝いの人間は年寄りの話し相手をしていた。自分は個人的な興味から昭和20年前後、戦争に行っていた人や空襲を受けた人の話しを積極的に聞いていた。

                    昭和20年3月の東京大空襲はまさに「地獄」とのことだった。この体験談は衝撃的だった。それに対して自分が接した最近の二十歳そこそこの若者はこれに対して知識としてはあるようだが、遠い昔話のような印象を持っているようだ。この体験談と彼らの印象とのギャップに自分は違和感を覚えたものだった。

                    この本はこの時代を知る良い教材になると思う。感動作でなおかつ実話。映画「硫黄島(いおうとう)からの手紙」を観た人も多いと思うが、あれではあまりに情報が少ない。ぜひ若い人に読んでもらいたい1冊。



                    少し衝撃的かもしれない写真、東京大空襲で焼け死んだ母子。どういう経緯でこういうことになったのか。実際にあったことを知り、それぞれの歴史観をみんなが持てるようになれたらいいと思う。そんな今日このごろ。

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                    本「幻の漂泊民・サンカ」(沖浦 和光)の感想

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                      かつて日本にはサンカと呼ばれる山の民(非定住民族)が居た。1950年代まで居た彼らはどこから来てどこへ行ってしまったのか。個人的に興味があったのでこの本を買ってみた。

                      図書館でサンカの事は読んだことがある。たしか民俗学の本に載っていたと思うが、少し古い文章でだいぶ読みにくかった印象がある。しかし同時にこの民族についての真実味を感じて、このサンカについてはロマンを感じていた。

                      図書館の本と比べるとこの本はだいぶわかりやすい。彼らの起源は日本民族の起源までさかのぼるものなのか、それとも飢饉から逃げた者なのか、貧しき小作農家が農村を捨てた者なのか、諸説はいろいろあるが、この本はこのことについても考察している。なぜ彼らは独自の隠語や文字を使ったのか、そしていつどのように姿を消したのか。今も多くの謎を残している。

                      この本に限らず、サンカについては多くの研究や文献がある。それでもまだ謎が多い。だから大いにロマンを掻き立てられる。
                      ふと思うのは、なぜ多くの現代人がサンカについてロマンを感じるのか。それは世を捨て山で生きる。国や村とは違う、別の集団での生活。そういうものに多くの人が憧れを持っているからではないだろうか。働けど働けど厳しく貧しい生活、息苦しく神経をすり減らす世間。それならいっそ山で暮らした方が・・・そんな空想の世界に入れる一冊。そんなことを思った今日この頃。

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